使徒の働き 各節注解

聖霊がルカに使徒の働きを書かせた目的は、紀元30年から、パウロのローマ到着の紀元60年までの教会史を、後世の私たちに残すためではなく、むしろパウロが異邦人伝道のために特別に立てられた使徒であることを、私たちに明瞭に示すためであったことが分かります。
キリストが使徒パウロに福音伝道の権威をお与えになったことを明瞭に再確認することは、現代に生きている私たちに特に必要なことであるのです。だれでも、真実に神に仕え、多くのたましいの救いのために用いられたいと願う者は、この時こそ、キリストがパウロを通して与えてくださった真実の福音を宣べ伝えるべきです。

山岸 登 著
B6判・592頁
2008年7月発行
税込価格:2,530円
ISBN:978-4-88703-085-5