主イエス・キリストの明示 ヨハネの黙示録 各節注解

「黙示録は難しい」「分からない」と言う人々が多くいます。しかし、聖霊は、筆記者である使徒ヨハネを通して「この預言のことばを読んで聞かせる人と、またそれを聞いて、それに書かれていることを守る人々は幸いである。なぜならば、時が近づいているからである」(黙示録1:3)と語っておられます。黙示録は、教会で常日頃、朗読されるべきものとして書かれたものです。ですからこれを難解の書と言って開かないことは、非常に大きな間違いであり、その人自身にとっても、教会にとっても大損失であるのです。

黙示録は他の聖書の部分と同じように、文字通り、字義通りに受け入れるべきです。もし聖書が「イスラエル」と言っていればイスラエルであり、「教会」といえば教会であるのです。確かに特殊な表現や用語が用いられているのも事実です。しかし、それらには必ず御使いによって解説が施されています。そして解説がないものについては解説が不要なのです。また、黙示録は「預言のことば」ですから、旧約聖書の預言書の知識をもって読む時に意味が明瞭になります。

山岸 登 著
B6判・532頁
2002年11月発行
税込価格:2,530円
ISBN:978-4-88703-047-9